もともと結婚には前向きじゃなかったんです

もともと結婚には前向きじゃなかったんです

僕が結婚したのは、今から3年前のことです。

結婚したといっても、したくてしたわけではありません。
周りに勧められた仕方なくしただけで、結婚したくなかったというのが僕の本音です。
前向きじゃない結婚だということもあって、あの頃は結婚生活が楽しいとは思えませんでした。
結婚生活が楽しめなかったからこそ、僕の気持ちが外に向くのは時間の問題だったんです。

今思えば、気持ちが外に向いているからこそ、あの時出会った女性が、とても輝いて見えたのかもしれません。
僕はある日、1人の女性と出会い、やがて交際するようになりました。
不倫だという自覚はあったものの、妻のように人から言われて結婚したわけではなく、自分の意思で付き合う女性を選べるということに喜びを感じていました。
本当に好きだと思える人ができてから、退屈な結婚生活から解放される喜びで、僕の毎日は輝きだしたんです。

ですが、そんな僕の幸せは長く続くことはありませんでした。

僕が彼女と付き合うようになって数か月、僕は彼女から衝撃的な事実を告げられました。

彼女は独身ではなく結婚していて、赤ちゃんができたというのです。
タイミング的に、どう見ても僕の子供ではない赤ちゃんは、彼女の夫との子供だといいます。
彼女に子供ができたことがきっかけで、僕たちは別れることになったのです。

彼女とは別れることになったものの、僕は妻のところに戻りたいという気持ちは起こりませんでした。
彼女には好きだという気持ちはあったものの、仕方なくした結婚相手の妻と仲良くしたいとは思えなかったのです。
彼女と別れてからの僕は、毎晩遅くまで飲み歩くようになりました。

飲み歩いて帰りが遅くなることが多くなった僕ですが、家に帰るといつも妻は僕のことを起きて待っていてくれました。
朝は僕よりも早く起きて、お弁当を作ってくれます。
彼女と別れてからしばらくして、妻は僕に
「最近のあなたは見ていると辛い、私にその悲しみを癒すことはできないの?」と言いました。

このとき僕は、妻は僕のことを愛してくれていたのだということを初めて知ったのです。

そして妻がどれだけ僕に尽くしてくれていたのかというありがたさに気が付きました。
それから僕は、不倫をした事実をすべて妻に話して謝りました。
妻は驚いた表情はしていたものの、すべて話してくれてありがとうと逆に感謝してくれたのです。
今では、ここまで僕のことを思ってくれる妻に、感謝し愛を感じられるようになりました。

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